こんにちは。
サッカー歴20年以上/フットサル歴10年以上のドリブラー猫・かど吉です。
カタールW杯が目前に迫ってきていますね。
W杯が楽しみなサッカーファンも多いのではないでしょうか?
しかし、最近の日本代表の試合は不安を覚える内容がほとんどです。
特に森保一監督に対する世間の評価は厳しい傾向にあります。
Twitterやネットのサジェストにも
・森保 無能
・森保 解任
・森保 辞めろ
などのネガティブワードが多数ヒットします。
監督業は責任が重く、常に世間から叩かれやすいポジションです。
しかし、森保監督は歴代日本代表監督の中でも特に叩かれている印象を受けます。
今回は、
・森保監督が無能と呼ばれる原因
・解任の可能性
についてまとめてみました。
森保監督が無能と呼ばれる原因5選!
森保監督はロシアW杯終了後の2018年9月より日本A代表監督に就任しています。
2022年6月末の時点で50試合通算35勝6分9敗(勝率70%)とまずまずの成績です。※A代表ではない五輪は除外
森保ジャパン発足直後は南野・堂安などの新しい世代の台頭や面白い試合内容で完璧な滑り出しでした。
しかし、W杯アジア予選から徐々に「無能」「解任」などのワードが出てくるようになります。
約4年間森保ジャパンを見て分析した結果、森保監督が無能と呼ばれる原因は主に↓の5つです。
1.選手任せ(戦術なし)
2.招集メンバー・選手起用の謎
3.ベンチワークの悪さ(選手交代)
4.選手のマネジメント不足
5.公式戦の負けが多い
それぞれ詳しく解説していきます。
原因①選手任せ(戦術なし)
森保監督が無能と呼ばれる1つ目の原因は、選手任せで戦術がない事です。
森保ジャパンらしさは何かと聞かれても正直答えに困ります。
ザックジャパンはポゼッションサッカー、ハリルジャパンは縦に早いサッカーと歴代監督には何かしらのコンセプトやチームの色がありました。
しかし、森保監督からは目指すサッカーやコンセプトが全く伝わって来ません。
結果、約4年間チームを率いて何の形にもなっていないように見える方も多いのではないでしょうか。

特に最近のオフェンス陣は伊東・三笘の個人による打開のみです。
最近話題の「戦術伊東純也」は伊東の圧倒的な打開力を評してのワードだと思いますが、裏を返せば伊東以外打開できる選手・戦術がないことを表しています。
約4年の準備期間があったにも関わらず、あまりにもお粗末な内容と言わざるを得ないでしょう。
原因②招集メンバー・選手起用の謎
森保監督が無能と呼ばれる2つ目の理由は、招集メンバーや選手の起用に謎が多いからです。
実名は避けますが、
・指定校推薦と揶揄されるDF
・敵にスルーパスを出すMF
・アジアレベルに抜かれまくるセンターバック
・コパアメリカで海外メディアに戦犯と酷評されたFW
・海外クラブに所属しているだけの選手
・ピークをとっくに過ぎたベテラン選手
等々、正直代表レベルなの?と感じる選手が多く選出・起用されている印象を受けます。
前評判を覆せずに実際、悪い意味で結果を残してしまっている選手は多いです。

選手の起用・人選の問題は万国共通のテーマですが、森保監督の人選・起用には疑問を感じる方も多いのではないでしょうか。
仮にかど吉が監督なら絶対に選ばない選手は割と多いです。笑
特に海外組というだけで招集されている選手が多いと感じます。
現に森保ジャパンもほとんどが海外組です。
しかし、所属クラブで十分な結果を残している選手はどれだけいるでしょうか??
どれだけ世界的なビッククラブに所属していても試合に出られなければ選手としての価値は低いです。
海外の強豪国のレギュラーで所属クラブでベンチを温めている選手はまずいません。
選手層の問題も勿論ありますが、森保監督の選手招集・起用には多くの疑問が残ります。
原因③ベンチワークの悪さ(選手交代)
森保監督が無能と呼ばれる原因の3つ目は、ベンチワークが悪いからです。
明らかに交代のタイミングが遅かったり、「え?そこ替えるの??」と疑問に思う采配が多いように感じます。
実際に、2020年のアジア杯でのベンチワークには多くの疑問の声が上がりました。
・アジア杯7試合中6試合が相手よりも交代が遅かった
・選手交代枠をフルで使わない試合もあった
・決勝のカタール戦では2点ビハインドの状況でも最初の交代は後半16分
試合の状況によってベンチワークは変わってきますが、決断に時間が掛かり過ぎている印象を受けます。
また、「なんでその選手を替えるの?」と観ていて不思議に思う采配も多いです。
例えば、五輪準決勝のスペイン戦で相手にかなり効いていた久保・堂安をベンチに下げた時は勝負を捨てたのかと勘違いしてしまいました。
元日本代表DFの田中マルクス闘莉王も、自身のYouTubeチャンネルで森保監督のベンチワークを疑問視しています。
日本代表の試合を観ていて森保監督のベンチワークに疑問を覚える方も多いのではないでしょうか。
まあ、監督に考えがあるのは十分理解できますし、采配はあくまで結果論なので一概に良し悪しは言えません。
しかし、敗け試合に関しては森保監督の采配が悪い結果として現れていることが多いのも事実です。
原因④選手のマネジメント不足
森保監督が無能と呼ばれる原因の4つ目は、選手のマネジメント不足が所々に現れているからです。
過去に明らかに選手が疲労していて失点に絡んでしまったシーンがいくつかあります。
例えば、
・オリンピック3位決定戦(メキシコ戦)で全失点に絡んだ遠藤
・7月のチュニジア戦で2失点に絡んだ吉田
・W杯予選でパスミスをした柴崎
などの選手は試合中に明らかに疲労の色が見えていました。
https://twitter.com/LeftyFighter27/status/1424199077915357184
遠藤と吉田はちゃんとターンオーバーで休ませて試合をしなかったのがチュニジア戦で噴出した。
東京五輪でも観たぞ。この流れは。
何処かの試合で板倉と誰かの2DH試したりしなかったのが本当に意味不明。
— デブサイク斎藤 (@debusaikusaitou) June 14, 2022
ミスした選手が叩かれがちですが、根本的にはコンディションの悪い選手を起用する監督の責任です。
特に吉田、遠藤などの守備の中核を担う選手は替えが効かない選手なので監督のマネジメントはより重要になります。
穴を埋められる選手がいない選手層も問題ですが、W杯では主力選手のマネジメントが勝負の鍵です。
勿論、選手のマネジメントはサッカー強豪国でも必ず直面する難しい問題ですが、森保ジャパンでは肝心の勝負所で悪い結果として現れてしまっています。
原因⑤公式戦の負けが多い
森保監督が無能と呼ばれる原因の5つ目は、公式戦での負けが多いからです。
6月末時点で50戦中9敗とまずまずの成績ですが、9敗の内5敗がW杯予選やアジア杯などの公式戦です。
アジア杯決勝やW杯予選など絶対に落としてはいけないところで負けてしまっています。
また、試合内容も親善試合での良かったサッカーはどこに行ってしまったのかと思ってしまうほどです。
親善試合はあくまで練習試合のようなもので、公式戦ほどのガチさはありません。
練習には強いのに本番には弱いといった感じですね。
肝心なところで結果を残せないことが批判の原因だと考えられます。
しかし、裏を返せば森保ジャパンにそれだけ期待が集まっている証拠です。
森保監督の解任の可能性は何%?
W杯までに森保監督の解任はあるのでしょうか?
森保監督の解任論は日本代表の試合がある度に浮上していますね。
森保監督の解任の可能性について考察していきます。
前回のロシア大会ではW杯開幕2ヶ月前にハリルホジッチ監督が解任されました。
過去の前例があるのでW杯直前での森保監督の解任の可能性は0ではありません。
しかし、あくまで個人的意見ですが森保監督の解任の可能性は高く見積もって20%だと思います。
恐らく解任される可能性は限りなく低いです。
理由は、
①ハリルの時と状況が違う
②JFAの責任問題になりかねない
からです。
それぞれ見ていきます。
理由①ハリルの時と状況が違う
森保監督の解任の可能性が低い理由の1つ目は、前回大会のハリルジャパンの時と状況が違うからです。

ハリルホジッチ監督はW杯出場を決めたものの、
・選手と監督の間に溝がありチームが空中分解寸前だった
・日本人に合わないロングボール主体のフィジカルサッカー
など常に批判されていました。
結果、W杯直前になって修復不可とJFAに判断され解任されています。
現在の森保ジャパンは選手内から徐々に不満の声が挙がっているものの、崩壊寸前ではありません。
また、ロシア大会で同じグループステージだったコロンビア・ポーランド・セネガルは強豪ですが急造チームでも本戦出場の可能性は十分でした。
しかし、今大会で同じグループのドイツ・スペイン相手には付け焼き刃の急拵えでは全く勝負にならないでしょう。
今すぐに監督を変えたとことで準備期間が全く足りません。
JFAも急拵えにするぐらいなら森保監督を続投させると判断するのではないでしょうか。
理由②JFAの責任問題になりかねない
解任の可能性が低い2つ目の理由は、JFAの責任問題になりかねないからです。
日本代表の監督の任命権はJFA(日本サッカー協会)にあります。
仮に今森保監督を解任したところで、
・なぜもっと早くに解任しなかったのか
・そもそもなぜ森保を代表監督に指名したのか
と責任の矛先は確実にJFAに向かう事は間違いありません。
ちなみに、「八百長に関与したアギーレ→日本人に全くフィットしないハリルホジッチ→森保」とJFAの人選に疑問を感じる方も多いのではないでしょうか。
もしサッカー強豪国だったら確実に教会の上役が総入れ替えになるレベルのやらかしです。笑
アギーレ・ハリルの件でもJFAは何も変わっていない(責任をとっていない)ので、超保守的なのは間違いないでしょう。
責任を全く取らない日本の政治家と同じです。
森保監督の良し悪しは全てW杯の結果に左右されるので、W杯目前に上役の首が飛びかねない人事は下さないのではないかと思います。
JFAの腐敗が日本のサッカーの進化を妨げている事は間違いないでしょう。
森保監督への個人的な要望
最後に森保監督への個人的要望を述べていきたいと思います。
まず、試合内容云々は置いておいても森保監督以上に日本代表で勝率が高い監督はいません。

日本国内では最高レベルの監督だと思います。
そして常に矢面に立つ姿はマジで凄いです。
しかし、W杯では是非やって頂きたいこと2つあります。
①過去の実績ではなく今ベストな選手を選ぶ
②ベンチワークの動きを早くする
の2点です。
それぞれ詳しく説明します。
①過去の実績ではなく今ベストな選手を選ぶ
要望の1つ目は、過去の実績ではなく今ベストな選手を起用することです。
今の代表を見ていると、現在のパフォーマンスは低いのに過去の実績で選ばれている選手が割と多いように見えます。
現在高いパフォーマンスを発揮している相馬勇紀・森岡亮太がなぜ選ばれないのかが疑問です。

相馬は縦をぶっちぎれるサイドアタッカーで、所属の名古屋グランパスでも高いパフォーマンスを発揮しています。
相馬で相手を疲弊させてからの→三笘の交代も面白そうです。
攻め手が少ない森保ジャパンの中でも十分個で打開できるポテンシャルがあります。
また、南野や堂安などサイドが本職じゃない選手をサイドハーフに起用するよりも、ゴリゴリのサイドアタッカーをサイドに起用した方がいいと感じます。

森岡はトップ下・ボランチなどをこなせる中盤のオールラウンダータイプの選手です。
ボールを捌く技術も高く、所属クラブのシャルルロワSCでは中心選手として活躍しています。
昨シーズンのベルギーリーグでは4得点14アシスト記録し、現在の海外リーグ所属の選手で最も目に見える結果を残しているのは森岡です。
しかし、圧倒的なパフォーマンスや結果を残しているにも関わらず、日本代表にはあまり縁がありません。
実際になぜ森岡は代表に呼ばれないのかと多くの声が挙がっています。
勝負の世界では過去の実績より今の実績の方が重要です。
この考え方は世界の強豪国では当たり前で、コロンビア代表の中心選手のハメス・ロドリゲスもパフォーマンスの低さを理由にW杯南米予選後半ではメンバーから外れています。
世界レベル基準の人選をして欲しいですね。
②ベンチワークの動きを早くする
要望の2つ目は、ベンチワークを早くすることです。
W杯グループ予選で戦うドイツ・スペインは格上で世界トップの実力があります。
後手に回ると勝ち目は確実にないので、いつもよりも少し早いくらいの感覚で動くことが重要です。
ドイツ・スペイン戦は全体的に押し込まれる展開になることが予想されます。
その中でも明らかに狙われて穴になっている選手がいたら様子見せずに直ぐに替えるべきです。
また、前半でビハインドな展開になったら後半開始までに攻撃のカードを切る必要があります。
森保監督の選手をギリギリまで尊重・起用する采配は素晴らしいですが、タイトルがかかっている&格上が相手の状況では話は別です。
W杯での森保監督の手腕に注目が集まります。
まとめ
森保監督が無能と呼ばれる原因5選をまとめました。
森保監督が無能と呼ばれる原因は、
1.選手任せ(戦術なし)
2.招集メンバー
3.ベンチワークの悪さ(選手交代)
4.選手のマネジメント不足
5.公式戦の負けが多い
などが挙げられます。
また、森保監督の解任の可能性は低く、高く見積もっても20%だと考えられます。
理由は、
①ハリルの時と状況が違う
②JFAの責任問題になりかねない
からです。
カタール大会のグループステージはドイツ・スペインと同じ死のグループに入っています。
世界トップ相手に急拵えのチームでは致命的です。
今更解任しても遅く、解任したところで確実にJFAが炎上します。
しかし、ハリルのW杯直前の解任の前例があるので今後どうなるのかは分かりません。
続投でW杯の指揮を執るのであれば、
①過去の実績ではなく今ベストな選手を選ぶ
②ベンチワークの動きを早くする
2点を最優先事項にして欲しいと思います。
森保監督が今後どうなるのかに注目が集まりますね。