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サッカーのパスが上達するオススメな練習方法6選!パスのコツ・種類も解説

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こんにちは。

サッカー歴20年以上/フットサル歴10年以上のドリブラー猫・かど吉です。

サッカーはパスで始まりパスで終わります。

サッカーにはドリブル・パス・シュートなど様々なプレーがありますが、その中でもパスは1試合を通して最も大きなウエイトを占めるプレーです。

現在はチームでボールをつなぐポゼッションサッカーがサッカー界のトレンドになっています。

現在パスを練習している選手や、ポゼッションサッカーを指導しているも多いのではないでしょうか。

しかし、サッカーで最も難しいプレーと言えば「プレッシャーのかかる状況で少ないタッチ数で動いている味方に正確にパスをつなぐ」ことです。

パスサッカーはとても難易度の高いサッカーなので、個人のスキルとチームの習熟度が大きく関係してきます。

よく個人の能力が低いからチームでパスを繋ぐサッカーを目指そうとしている指導者を見かけますが、これは大きな間違いです。

一見理に適っているように見えますが、パスサッカーは個人の能力が高くないと実現できません。

今回は、サッカーのパスが上達するオススメな練習方法を6つ紹介していきます。

本記事は、

●パスが上手くなりたい選手

●パス練習のメニューに困っている指導者

などの方にオススメです。

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サッカーのパスの基礎

パスが上達するオススメな練習方法に入る前に、まずはパスの基礎的なおさらいをしていきましょう。

まず、パスは大まかに

●インサイドパス

●アウトサイドパス

●ヒールパス

●フィード(インステップ)

の4種類に分類されます。※頭や胸・肩などを使ったパスもありますが今回は除外します

中でも最も使用頻度が多くパスの土台となるのが、インサイドパスです。

パスが上手になりたい選手は、まずはインサイドパスを徹底的に練習していきましょう。

コツは↑動画で詳しく解説してくれていますが、

●軸足(蹴る方じゃない足)はボールの真横に

●爪先を上に上げるイメージで足首を固定

●ボールの中心に足のくるぶし下の広い面を当てる

●膝から下をスイングしてボールを押し出すように蹴る

などの点に注意しましょう。

また、パスは

●人に出すパス

●スペースに出すパス(味方を動かすパス)

の2つに分類されます。

状況に応じた使い分けが必要です。

サッカーのパスが上達するオススメな練習方法6選!

サッカーのパスが上達するオススメな練習方法6つを紹介していきます。

オススメの練習方法は、

①対面パス

②三角パス

③3対1

④4対2

⑤6対3

⑥パスゲーム

の6つです。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

①対面パス

サッカーのパスが上達するオススメな練習方法の1つ目は、対面パスです。

パス練習の最も初歩的&基礎的なメニューです。

対面パスは2人1組のペアを作りパスを繰り返します。

パスは距離が長くなればなるほど難易度が上がるので、まずは近距離から始めましょう。

対面パスでは、

●自分の狙った場所にボールを蹴る

●味方が取りやすい位置・強さ

●ボールを蹴りやすい場所にトラップ

の3つのポイントが大切です。

ある程度慣れてきたら、距離を遠くする・ダイレクトパスを入れる・パススピードを上げるなど徐々に難易度を上げていきましょう。

②三角パス

オススメ練習の2つ目は、三角パスです。

正三角形ができるようにコーンorマーカを置きます。

パスやトラップがコーンの内側に入らない・コーンに当たらないようにすることがポイントです。

最初は短い距離でスタートし、慣れてきたら距離を広くする・ダイレクトパスを取り入れるなど難易度を上げていきましょう。

ある程度人数を増やし、パスを出した後に進行方向に進むorパスを出した方と逆方向に進むなどのパス&ゴーの動きも取り入れると効果的です。

③3対1

オススメの練習3つ目は、3対1です。

俗に言う鳥籠ってやつですね。

対面パスや三角パスなどは、パスの基礎を身につける上では効果的ですが、DFがいないパス練習はあまり実践的ではありません。

パスはプレッシャーがかかる中でいかに正確に繋ぐことができるかが重要です。

パス回しの基礎は、三角形(トライアングル)を作ることです。

ボールポゼッションでは常にパスコースが2〜3ある状態を作り出す必要があります。

3対1では、オフェンスは常にパスコースが2つ確保できるポジショニングを意識しましょう。

DFはかなり疲れますが、全力でボールを取りに行って下さい。

慣れてきたらコートを狭くする・タッチ数に制限を設けるなどの工夫をしてより実践的な練習にステップアップするのがオススメです。

④4対2

オススメの練習4つ目は、4対2です。

3対1を少し応用した練習になります。

オフェンスは四角形を作り、その中に2枚のDFを入れます。

オフェンスはDF2枚の間にボールを通すことを狙いましょう。

反対にDFは間を通させない守備、パスコースを限定してオフェンスを追い込む守備が大切です。

初めは慣れるためにも、コートを少し広めにする・タッチ数を制限しないなどオフェンスがボールを回しやすい設定にしましょう。

その後、タッチ数の制限・コートを狭くする・DFを1枚追加して4対3にするなどの工夫をすることで難易度が跳ね上がり、よりポゼッションに効果的な練習が期待できます。

⑤6対3

オススメの練習5つ目は、6対3です。

まずは9人を3人ずつの3チームに振り分けます。

1つのチームがDFに入り、残り2チームでボールをキープします。

ボールを奪われたチームはDFに入り、ボールを奪ったチームはオフェンスにチェンジするため攻守の切り替えが重要です。

この練習は非常にポピュラーで、プロチームや代表チームでも採用されています。

攻守の切り替えが頻繁に起きる練習なので、難易度は結構高めの練習です。

まずはコートを広めに設定し、比較的ボールを回しやすい環境で慣らしていきましょう。

徐々にタッチ数の制限やコートを狭くするなどして強度の高い練習にシフトできるとベターですね。

⑥パスゲーム

オススメの練習の最後は、パスゲームです。

1番実践的な練習と言っても過言ではありません。

大抵のチームは練習の最後にミニゲームorフルコートの試合形式の練習をすると思います。

試合形式の練習にタッチ制限を設け、パスを出さざるを得ないシチュエーションを作ります。

そのため、

●味方からボールを受けやすいポジショニング

●次のプレーを瞬時に考える判断力

●正確なパス精度

など求められるプレーのレベルはかなり高いです。

しかし、あまり練習になりそうにない場合は、自陣エリアのみボールタッチ数の制限など条件を緩くしましょう。

3対1や4対2などのDFがいるポゼッションの練習も効果的ですが、相手ゴールに向かっていくポゼッションの練習はゲーム形式が1番有効です。

まずは3対1などでポゼッションの基礎を高め、ゲーム形式に応用していくのがベターです。

ゲーム形式でのポゼッション練習は難易度が高く、最初はチグハグになることが多いと思いますが、少しずつパスが回せるように繰り返し練習していきましょう。

番外編:壁当て(個人練習)

サッカーのパス練習は基本的にパスを出してくれる相方や守備をしてくれる人がいた方がいいです。

パス練習は1人での実践が中々難しいことは間違いありません。

個人でのパス練習は、壁当てをオススメします。

壁当ての際は、狙ったところに蹴ること・跳ね返ってきたボールをしっかりトラップすることを意識して下さい。

しかし、

●車や家に当てないようにする

●車通りの多い場所ではやらない

などの点に注意しましょう。

パス練習の最終目標は、狙った場所に正確にボールを出せるようになることです。

繰り返し練習してパスを上達させましょう。

まとめ

サッカーのパスが上達するオススメな練習方法6選&パスの種類・コツを解説しました。

パスは

●インサイドパス

●アウトサイドパス

●ヒールパス

●フィード(インステップ)

の4種類に分類されます。

中でも最も使用頻度が多くパスの土台となるのが、インサイドパスです。

インサイドパスは、

●軸足(蹴る方じゃない足)はボールの真横に

●爪先を上に上げるイメージで足首を固定

●ボールの中心に足のくるぶし下の広い面を当てる

●膝から下をスイングしてボールを押し出すように蹴る

などの点を意識しましょう。

また、パスは

●人に出すパス

●スペースに出すパス(味方を動かすパス)

の2つに分類されます。

状況に応じて使い分けましょう。

サッカーのパスが上達するオススメの練習方法は、

①対面パス

②三角パス

③3対1

④4対2

⑤6対3

⑥パスゲーム

の6つです。

パス練習の目標地点は、狙った場所に正確にボールを出せるようになることです。

繰り返し練習してパスを上達させましょう。

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