こんにちは。
サッカー歴20年以上/フットサル歴10年以上のドリブラー猫・かど吉です。
つい先日に発覚した、熊本県の高校サッカー部の指導者による暴力問題が波紋を呼んでいますね。
当然、暴力は許されない問題ですが、未だに日本各地で平然と行われているであろう大問題があります。
その大問題とはズバリ、罰走です。
かど吉も現役時代に訳の分からない理由で罰走をさせられた経験は多々あります。
実際、今になってもなんで罰走をさせられたのかには疑問が残ります。
時代はどんどん変化しているにも関わらず、残念ながら現代でも罰走をさせられている選手も多いのではないでしょうか。
結論ですが、はっきり言って罰走なんて百害あって一利無しだと思っています。
今回はサッカーの罰走が百害あって一利無しな理由を解説していきます。
罰走が行われるシチュエーション
そもそもどういった状況で罰走をさせられるのかについて迫っていきます。

かど吉の経験や強豪校に行っていた友達から聞いた話では
①試合に負けた時
②練習or試合でミスをする
③練習中に気が抜けていると監督が判断した時
④道具の管理ミス
⑤学校で何かやらかした時(連帯責任)
⑥監督or先輩の機嫌が悪い
等々、大方これらの理由が多いです。
かど吉の経験では①が最も多く、②と③と④がチラホラといった感じでした。
強豪校に行っていた友達は①②③④は勿論のこと、⑤⑥の理由で罰走をさせられる事も多かったみたいです。
まあ、強豪校では試合に出られないストレスを後輩に向けるしょうもない奴が一定数いるのであるあるですね。笑
しかし、冷静に考えてみて何故①〜⑥の理由で罰走に繋がるのでしょうか。
走らなければいけない理由とは全く関係ないと感じるのはかど吉だけでしょうか?
サッカーの罰走が百害あって一利無しな理由①指導者(無能)の責任逃れ
罰走が百害あって一利無しの理由を解説していきます。
罰走が百害あって一利無しの1つ目の理由は、指導者の責任逃れだからです。
そももそ論ですが、試合に負ける・組織がうまく行っていない等の責任は指導者(監督)にあるのではないでしょうか?
※全てがの責任が指導者にあるとは言いませんが
一般社会に置き換えてみると、売上の低下や組織の不調和音等の責任は誰にあるかと言えば間違いなく社長です。
話を戻すと、サッカー部における最高責任者は監督です。
・試合に負ける→監督の采配ミス・日頃の指導不足(無能)
・選手のミス→普段のトレーニング不足(無能)
・選手のやる気が無い→選手のマネジメント不足(無能)
・メンタル強化→ただの根性論(無能)
等々、罰走をさせる指導者は自分の責任を棚に上げて選手に押し付けているだけの無能です。
と言うか寧ろ、罰走をしなければいけないのは指導者の方です。
自分の責任を選手に押し付けているような指導者が率いるチームはハッキリ言って終わっています。
選手を管理・育成する能力が無い無能だと自分で言っているようなものなので。笑
こんな無能がデカい顔して監督をしている現実は非常に嘆かわしい限りですね。
選手に罰走をさせる無能な指導者は一刻も早くサッカー界だけでなくスポーツ界から消えて下さい!
選手にとって害でしかないので。マジで。
サッカーの罰走が百害あって一利無しな理由②選手への負担(身体)
罰走が百害あって一利無しな理由の2つ目は選手への身体的な負担です。
試合の後に走らされる・走らされた後に普通に練習を再開するって経験上、コレ滅茶苦茶キツいんですよね。笑
疲労に疲労を重ねることは間違いなく怪我に繋がります。

日本は休まない事を美徳としている国なので、強豪校になればなるほど選手はオーバーワークです。
陸上部と勘違いされるくらい走っている選手も多いのではないでしょうか。
ただでさえ少ない休みで日々厳しいトレーニングしている選手達にとって罰走なんてたまったものではありません。
罰走から得られる物なんてストレスと疲労のみです。
サッカーの罰走が百害あって一利無しな理由③選手への負担(精神)
罰走が百害あって一利無しの理由の3つ目は選手への精神的な負担です。
ぶっちゃけ罰走でなくても走らされるのってめっちゃストレスなんですよね。
試合に負けた・ミスをした等のことはしっかりと振り返って共有し、次に繋げれば良いだけの話です。
ただただ罰走をさせられるのってかなりストレスが溜まりますし、経験上、反省する気持ちではなく指導者や原因になった人物への殺意しか芽生えません。
上手くいかない度に罰を与えられると、サッカーが嫌いになってしまうんですよね。

サッカーは好きだけど部活は嫌いと思っている選手は意外に多いのではないでしょうか。(自分もそうでした。笑)
ミスをすることを極端に恐れて無難なプレーしかしなくなり、萎縮してつまらなそうにサッカーをしている選手を多く見てきました。
常に怒鳴られ罰走をさせられているであろうチームと試合をしたことは何回もありましたが、何かに怯えてプレーしているような感じでした。
大好きなサッカーを嫌いになるのに罰走は最適だと言えますね。
サッカーの罰走が百害あって一利無しな理由④チームの雰囲気悪化
罰走が百害あって一利無しの4つ目の理由はチームの雰囲気が悪化することです。
人間苦しい時はついつい人のせいにしたくなります。
罰走で全員がピリピリすると、ほぼ間違いなく原因になった犯人探しが始まります。
要するに「〜のせいで負けた」「〜のせいでこうなった」等のワードが飛び出してきます。
これが始まると次々に飛び火していき喧嘩のような状況になります。
結果、チームの雰囲気は最悪になります。
かど吉も罰走が原因でチームの雰囲気が最悪になった経験があります。
そうなると当然試合にも勝てず、練習も重苦しい雰囲気になる悪循環に陥ります。
チームスポーツでチームワークの乱れは致命的です。
サッカーの罰走が百害あって一利無しな理由⑤何も解決しない
罰走が百害あって一利無しの最後の理由は、結局のところ何も解決しないからです。

罰走をしたところで試合の結果は覆りませんし、ミスが帳消しになる訳でもありません。
罰走をしたところでただ疲労とストレスが蓄積されるだけです。
そんなことをするくらいなら、結果を振り返って改善策を立てる方が万倍マシです。
結局のところ、罰走なんて考えることを放棄した結果以外の何物でもありません。
まぁ、強いて言うなら指導者のストレス解消になるくらいでしょうか。笑
しかし、選手にしてみたらたまったものではないことは間違いありません。
罰走なんて非合理的なものは即刻廃止にするべきでしょう!
まとめ
サッカーの罰走が百害あって一利無しの理由について解説しました。
罰走は主に、
①試合に負けた時
②練習or試合でミスをする
③練習中に気が抜けていると監督が判断した時
④道具の管理ミス
⑤学校で何かやらかした時(連帯責任)
⑥監督or先輩の機嫌が悪い
などの状況で起こりうるパターンが多いです。
しかし、
・指導者(無能)の責任逃れ
・選手への身体的負担
・選手への精神的負担
・チームの雰囲気の悪化
・何も解決しない
など罰走をするメリットは何一つとしてありません。
指導者がどんな理由をつけたとしても、1ミリたりとも正当化できません。
罰走が日本のスポーツ界から無くなることを心から願っています。