こんにちは。
サッカー歴20年以上/フットサル10年以上のドリブラー猫・かど吉です。
静岡県と言えば、サッカーが強いことで有名ですね。
実際にサッカーファンの間では、静岡県は「日本のブラジル」「サッカー王国」と呼ばれています。
しかし、「なぜ静岡=サッカー王国なの」と素朴な疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?
静岡県はサッカーが強い事は多くの人が知っていますが、静岡県がサッカー王国と呼ばれる理由を知っている方は意外に少ないのではないかと思います。
そこで今回は、静岡県がサッカー王国と呼ばれる理由6選をまとめてみました。
この記事を最後まで読むことで、静岡県は何故サッカー王国と呼ばれるのか納得頂けると思います。
それでは早速見ていきましょう!
静岡県がサッカー王国と呼ばれる理由①サッカー少年団発祥の地
静岡県がサッカー王国と呼ばれる理由の1つ目は、静岡県がサッカー少年団発祥の地だからです。
現在の日本にはサッカー・野球・バスケなどの様々なスポーツ少年団が全国に存在します。
元祖サッカー少年団は静岡県・藤枝市で誕生しました。
そもそも、スポーツ少年団制度が発足したのは1962年です。
発足から2年後の1964年に全国初のサッカー少年団となる「藤枝サッカー少年団」がスポ少に登録されました。
これを皮切りに全国に続々とサッカー少年団が誕生していきます。
ちなみに藤枝で元祖サッカー少年団が誕生したのは単なる偶然ではありません。
1924年に創立された志田中学校(現 藤枝東高校)の初代校長の錦織兵三郎氏はサッカーを「校技」として取り入れました。

野球がスポーツの代表格だった時代では異例の取り組みです。
しかし、志田中学がサッカーの大会で好成績を納めることで徐々にサッカーの文化が藤枝市に根付いていったと言われています。
現在でも藤枝東高校のサッカー文化は健在で、
・入学者は必ずサッカーのスパイクを購入する(義務)
・体育の授業はほとんどサッカー
等はサッカーファンの間では有名な話です。
静岡県がサッカー王国と呼ばれる理由②Jリーガの排出割合が日本1
静岡県がサッカー王国と呼ばれる理由の2つ目は、Jリーガーの排出割合の日本1位が静岡県だからです。
2021年のデータによるとJリーガーは1,758人います。(国内出身選手は1,602人)
その内静岡県出身Jリーガは78人です。

Jリーガー出身者数では全国6位ですが、県の人口に対するJリーガーの割合は圧倒的1位に輝きます。
全国平均ではJリーガーは人口10万人の中に1人前後ですが、静岡県は人口10万人に対しJリーガーが2人いる計算です。
人口が静岡よりも多い愛知・兵庫・北海道・福岡よりも多くのJリーガーを輩出しています。
静岡県は人口に対するJリーガーの輩出率が異常に高いです。
静岡県がサッカー王国と呼ばれる理由が分かりますね。
静岡県がサッカー王国と呼ばれる理由③W杯出場メンバー出身地で日本1
静岡県がサッカー王国と呼ばれる理由の3つ目は、W杯出場メンバーの出身都道府県で静岡県が1位だからです。
1998年〜2018年大会までにW杯メンバーは90人選出されています。
その90人の内、16人が静岡出身です。
ちなみに2位は東京都の7人で、圧倒的な差をつけて静岡県が1位に君臨しています。
・川口能活
・小野伸二
・長谷部誠
・内田篤人
・名波浩
・中山雅史
・三浦和良 ect
小野、長谷部などの静岡県出身で日本代表の中心だった選手は大勢います。
日本が初めて出場した1998年フランスW杯では22人中9人が静岡出身でした。
しかし、現在の静岡出身の日本代表は伊藤洋輝のみです。
2022年大会のメンバーはまだ発表されていませんが、史上初の静岡勢0人の可能性も浮上しています。
静岡県がサッカー王国と呼ばれる理由④国体サッカーで最多優勝県
静岡県がサッカー王国と呼ばれる理由の4つ目は、国体サッカー(少年男子)で最多優勝の都道府県は静岡県だからです。
これまでに国体サッカーは74回実施されています。
74大会中の静岡県の優勝は24回です。
ランキングトップ3はこちら↓
順位 | 都道府県 | 優勝回数 |
1位 | 静岡県 | 24回 |
2位 | 埼玉県 | 14回 |
3位 | 千葉県 | 8回 |
2位の埼玉県との差は圧倒的で10の開きがあります。
静岡県がサッカー王国と呼ばれる納得の理由です。
静岡県がサッカー王国と呼ばれる理由⑤サッカーの行動頻度で日本1
静岡県がサッカー王国と呼ばれる理由の5つ目は、サッカーの行動頻度が1位の都道府県は静岡県だからです。
サッカーの行動頻度とはなんぞやと思う方もいるでしょう。
簡単に説明すると、サッカーを習慣的に行なっている人の事を指します。
「スポーツ・サステナビリティ白書」によると、月1回以上のサッカー行動者の割合が最も高い県は静岡県です。
静岡県は全国で最もサッカー文化が根付いている事がデータとしても表れていますね。

2016年に放送された「秘密のケンミンショー」では、静岡県民が老若男女問わずサッカーを楽しんでいる様子が映されていました。
流石、サッカー王国の名は伊達ではありませんね。
静岡県がサッカー王国と呼ばれる理由⑥キャプテン翼の舞台
静岡県がサッカー王国と呼ばれる理由の最後は、人気サッカー漫画「キャプテン翼」の舞台が静岡県だからです。
日本のサッカーブームの火付け役になったのは「キャプテン翼」で間違いないでしょう。

実際、中村俊輔などのスーパースターもキャプテン翼の影響を受けてサッカーを始めています。
キャプテン翼がバイブルのサッカー選手は意外に多いです。
静岡県を舞台に熱いバトルが繰り広げられるキャプテン翼を読んだ少年・少女は静岡県はサッカーが超強いと錯覚しても不思議ではありません。
「キャプテン翼=静岡県=サッカーが強い」の方程式が全国に広まっていったのではないでしょうか。笑
ちなみに他のサッカー漫画でも静岡県はほぼ間違いなく強豪として描かれています。
まとめ
静岡県がサッカー王国と呼ばれる理由6選を紹介しました。
静岡県がサッカー王国と呼ばれる理由は、
①サッカー少年団発祥の地
②人口に対するJリーガーの輩出率が日本1
③W杯出場メンバーの出身都道府県で1位
④国体サッカーで最多優勝県
⑤サッカーの行動頻度で日本1
⑥キャプテン翼の舞台
などが挙げられます。
スポーツの強さはどれだけその地に根付いているかに正比例します。
南米やヨーロッパがサッカーが強いのはサッカー文化が日常に根付いているからです。
日本で最もサッカー文化があるのは静岡県で間違いありません。
故にサッカー王国となったのだと思います。
静岡に限らず、もっと日本全国でサッカー文化が根付いていくといいですね。