こんにちは。
サッカー歴20年以上/フットサル歴10年以上のドリブラー猫・かど吉です。
地球上で最も人気があるスポーツはサッカーと言われています。
年齢や人種に関係なく、世界中で楽しまれています。
また、W杯やチャンピオンズリーグが開催される度に、世界中から注目が集まります。
しかし、注目されるのは「男子サッカー」に限った話です。
同じサッカーでも残念ながら「女子サッカー」の置かれている状況・人気は正直厳しいのが現状です。
理由は女子サッカーはレベルが低いor面白くないとサッカーファンから認識されているからです。
今回は女子サッカーが
・レベルが低い
・面白くない
と言われる理由と、女子サッカーの人気が上がるにはどうしたらいいのかについて迫って行きます。
注※女子サッカーに対する差別や批判・誹謗中傷の意図は1mmもありません。あくまで個人的且つ客観的な見解です。ご了承下さい。
女子サッカーはレベルが低い/面白くないと言われる理由
女子サッカーはレベルが低い/面白くないと言われる理由について迫って行きます。
女子サッカーがレベルが低い・面白くないと言われる理由は主に、
①男子基準だと中学生レベル
②スピード感や迫力がない
③技術レベルも劣る
④男子と比べるとマイナースポーツ
などが挙げられます。
それぞれ詳しく解説して行きます。
理由①男子基準だと中学生レベル
まず1つ目の理由として、女子サッカーのレベルは最高峰のなでしこジャパンでも男子基準ではせいぜい全中レベル(男子中学生の全国大会)です。
詳しくは↓の記事で解説しています。
恐らく女子サッカー界の強豪のアメリカ・ドイツ・ブラジルなどの代表チームでも自国のレベルの高い男子U-15には全く歯が立たないと考えられます。
目の肥えたサッカーファンからすれば、中学生レベルの試合を観ても退屈と感じてしまうのは至極当然のことでしょう。
理由②スピード感や迫力がない
理由の2つ目は男子と比較するとスピード感や迫力がないからです。
試合のスピード感や展開の早さ、選手同士のフィジカルコンタクトなどは男子の試合よりも圧倒的に劣ります。
また、男子の試合なら楽々キャッチのシュートがゴールになるシーンも多々あります。(もちろんナイスシュートも多いですが)
しかし、男女の身体能力差は大人と子どもくらいの差があるので男子基準だと見劣りするのは当然です。
サッカーに限らず、男子競技と比較すると全体的に女子スポーツが見劣りしてしまうのはしょうがない話です。
理由③技術レベルも劣る
理由の3つ目は、男子と比べると技術レベルも劣るからです。
身体能力では男女差は当然ありますが、理屈では技術レベルに差はないと言われています。
女子選手にも当然上手い選手はいます。
しかし、ロナウジーニョ・ネイマール・イニエスタのような見る者全てを虜にする異次元の技術を持つ女子選手はいるでしょうか?
とても不思議なのですが、そのような女子選手は今まで1度も見たことがないんですよね。(いたら是非教えて下さい!)
『Metro』は「TV番組の企画で、女子サッカーの天才少女が男子の試合に混ざるという実験映像が撮られた」と報じた。
男子と比べてエキサイティングではなくレベルが低いと言われ、時に心ない批判も受ける女子サッカー。
しかし、スペインのエスパニョール、バレンシア、アトレティコ・マドリーの女子カテゴリで活躍してきたブレンダ・ペレスがそれに反発。「女子のレベルは低いという話を壊したい」と、この企画を作ったという。
↑動画の女子選手は上手いのは間違いありません。
しかし、男子のトッププロ選手と比較するとどうしても見劣りしてしまいます。
また、動画で無双していた相手は男子といえど草サッカーレベルの腹が出てるおっさんです。笑
腹の出たおっさん相手ではなく現役バリバリの男子プレイヤー相手に無双できれば実力は証明されます。
④男子と比べるとマイナースポーツ
理由の4つ目は男子と比べると女子サッカーはマイナースポーツだからです。
世界のサッカーの競技人口を見ても男子が約2億5000万人に対して女子は約3000万人前後です。
同じ競技でも男女間で7倍以上の差が現れています。
国内においても2021年度のJFAに登録されている選手数は
●男子・・・757,003人
●女子・・・28,005人
と男女間で27倍以上の差があります。

また、部活動の人気ランキングを見ても男子サッカーは常に上位1~2位なのに対し女子サッカーは下位or圏外なのが現実です。
メジャースポーツが人気な理由は競技が多い+レベルが高く面白いからです。
競技人口が多いことで競争が多く生まれ、競技の活性化に繋がります。
女子サッカーのレベルアップには競技人口の増加が必要不可欠です。
女子サッカーの人気が上がるには何が必要?
女子サッカーの人気が上がるためには何が必要なのかを考察して行きます。
女子サッカーの人気を上げるにはまず競技のレベルアップ・競技人口の増加が必要です。
現在WEリーグ(女子サッカープロリーグ)の平均観客動員数は1,500人前後と興行的にもかなり厳しい現状です。
女子サッカーの人気が上がるために根本的に必要なのは、
①女子選手を取り巻く環境の整備
②ルールの変更
だと考えられます。
それぞれ詳しく解説して行きます。
①女子選手を取り巻く環境の整備
女子サッカーの人気が上がるために最も重要且つ非常に難しいことが女子選手を取り巻く環境を整備することです。
規模がデカすぎる話なので具体案はあってないような物ですが、社会・国の情勢が変わらなければ実現不可能な話です。
サッカーに限らずですが、やはり男子に比べると練習環境や待遇面等の女子選手の立ち位置はかなり低いのが現実です。

特に中東やアフリカなどはそもそも女性の立場が社会的・経済的に低い地域も多く、女性のスポーツ云々どころではない国も多々あります。
サッカーにおいても女子プロチームがあるのは先進国orサッカーが国民的スポーツの限られた一部の地域のみです。
結果、
スポーツが普及しない↓
レベルが上がらない↓
面白くない↓
興行にならない(金にならない)↓
プロを目指す人が少ない↑(最初に戻る)
の悪循環に陥ります。
日本国内においても、女子サッカーの普及は最優先事項で取り上げられていますが中々進展はよろしくありません。
女子チームや女子選手がなかなか増えない理由はどこにあるのか。一つは学校、なかでも中学校のクラブ活動に「女子サッカー部」がないことが挙げられる。指導教員の不足などから、女子サッカー部をつくれず、多くの中学校では従来男子だけだったサッカー部に女子選手を入れ、公式戦にも出場できる形にしている。
もう一つはスポーツ環境の問題である。グラウンドはあっても、簡易トイレがある程度で、きちんとしたクラブハウス、清潔な更衣室やシャワー設備をそなえているところが非常に少ない。かつてサッカーは男子だけのスポーツだったから、外で着替えるのが普通だった。女子はそうはいかない。狭く汚いトイレで順番に着替えるなど、劣悪な環境は、この数十年間、ほとんど改善されていない。
女子サッカーの人気が上がるためにはまず女性選手が活躍しやすい環境を作り、女子サッカーを普及させていく必要があります。
②ルールの変更
2つ目はルールの変更です。
ネット上でも「女子サッカーのルールを変えた方がいいのでは?」との声は意外な事に結構挙がっています。
かど吉もこの指摘には大賛成です。
具体的な変更点は根本的な競技ルール・人数は変えず
・コートを狭くする
・ゴールも小さくする
ことです。
現在は男女共に同じ大きさのコート・ゴールで試合が行われています。
しかし、女子の身体能力とコートの大きさは正直合っていないと感じます。
広いコートに対して女子の身体能力ではスピード感や迫力は生まれず、全体的に間延びしている感が否めません。
コートを狭くすることで選手間の距離が縮まりスピード感やフィジカルコンタクトの迫力が期待できます。
また、コートの縮小に伴ってゴールを小さくすれば簡単にバカスカ点が入ることを防ぐことができます。
コート・ゴールの大きさを変更することで現状よりも展開が早く、迫力があって面白い試合ができるようになるのではないでしょうか。
まとめ
女子サッカーはレベルが低い/面白くないと言われる理由について解説しました。
女子サッカーがレベルが低い・面白くないと言われる理由は主に、
①男子基準だと中学生レベル
②スピード感や迫力がない
③技術レベルも劣る
④男子と比べるとマイナースポーツ
などが挙げられます。
また、女子サッカーの人気が上がるためには
①女子選手を取り巻く環境の整備
②ルールの変更
が必要です。
中々難しいことですが、まず女子サッカーが普及しないことにはレベルも人気も上がりません。
1サッカーファンとして、女子サッカーが今後発展することを願っています。